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色々

色々やる所

炊飯のはなし

チタンめし

昼休憩に入りますと、私が何をさておき行なうのが炊飯であります。

炊飯に要する時間は二十分。休憩時間の半分近くを炊飯に費やすという、一見すると自殺行為とも受け取れるこの行為でありますが、私の様な熟練者ともなりますと、寝ている赤子の首をポキッとへし折るかの様に見せかけて、そっと毛布をかけてやる、それくらいに容易い作業なのであります。

私が炊飯中にする事といえば、クッカーをバーナーへ載せ、アラームを準備する事と、火加減を調整する事。たったこれだけなのです。時間にすれば、五秒にも満たないでしょうなぁ。

炊き上がりまで、手が空く事になるわけでありますが、新聞を読むもよし、スマホでネット閲覧するもよし。やる事が見当たらなければ、鼻クソでもほじって待っていればよろしいのであります。

私は、昨年の秋から、職場での自炊生活を始めたわけでありますが、これまでに、数多くの修羅場をくぐり抜けて参りました。ですから、チタニュームクッカーを使用しての炊飯におきましては、そろそろ、なにかしらの名誉称号をいただいてもおかしくはないと、そう思うのでありますが、おかしな事に、まだ一度も、そのようなお声を掛けていただいた事はございません。不思議な事もあるものですねぇ。

そんなわけでありますから、私が炊いた飯を食した者は、皆が口を揃えて「旨い」と言うのではないか。その様な勘違いを、二ヶ月ほど前から始めた次第でございます。

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私が贔屓にしているお米がこちら。お米は研がなければなりません。糠、その他余分なものが混じっていますからして、口にした時に、味わい深いものにするためには、やはり入念に研ぎたいところでございますね。しかし、こちらは無洗米でありまして、研ぐ手間は一切要りません。一合分で袋詰めされているところも大変嬉しい商品なのであります。便利な世の中になりましたねえ。

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米と水の分量ですが、五オンスの目盛りより、やや下、これでお米一合分となります。ですから、水は十オンスの目盛りより、やや下まで入れてやれば適量となります。

さて、お米たちの宴は、水に浸かった瞬間から始まっている、という事は皆さんご承知の通りですね。宴は、長ければ長い程、嬉しい楽しい時間となりますから、手を抜く訳にはまいりません。時間が許す限り、丹念に仕込みたい所であります。しかし、最近の研究で、驚くべき事実が明らかになりました。私たち人間は、楽しい宴であっても、長引けば辟易してしまいますが、お米にとっても、それが同じだという事が判明したのです。これは大変興味深い所であります。

私の場合、水に浸す時間は最低でも三十分、長くて半日、といったところでありましょうか。確かに、一晩浸けたお米は、ボソボソとした食感の炊きあがりになる事が多かった様に記憶しております。あの時のお米達は、炊きあがって嬉しそうな顔を見せていたのでありますが、あれは、私に気を使って愛想笑いをしていた、ということになりますなぁ。炊飯の熟練者と申しておきながら、実に恥ずかしい話ではありませんか。

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さてさて、チタニュームクッカーでの炊き方をご説明致しましょう。クッカーをコンロに載せましたら、まずは中火で沸騰まで導きます。

沸騰しましたら、蓋の隙間から湯気が吹き出しますから、それを確認したところで、出来る限りの弱火にまで持って行くのであります。

それから七分経った後、コンロから下ろして、十分間蒸らしましたら、遂に完成。おまちどうさま!

火力と加熱時間を守っていただく事で、チタニュームクッカーでは難しいとされている炊飯も、ご覧の通りの仕上がりと相成るのです。

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 貴重な昼休憩を使うのでありますから、一秒たりとも無駄にすることはできないのであります。ですから、炊きたてご飯のお供には、温めるだけのレトルト食品が一番相性の良いおかず、という事になるでしょう。炊飯時、クッカーの上へ載せる重石の代わりにレトルトパウチを載せておけば、湯煎の手間も省けるのでお勧めのやり方です。

炊きたて、アツアツモチモチのお米の上に、これまたアツアツのレトルトをドバーっとかけてごらんなさいな。瞬く間に、三ツ星の名店にでも来店したかの様な錯覚に陥ってしまい、思わず「シェフにお礼を伝えたいのだが」などと言いたくなる様な、甘美な時間を堪能出来るのであります。真っ昼間から、なんとも贅沢な話ではありませんか。

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他のおかずについて述べたい所でございますが、今回は炊飯の話。また別の機会にお話し致しましょう。

おっと、今日も、間もなく炊きあがりです。昼休憩で、炊きたてのお米が食べられるというのは、なんとも幸せな事ですなぁ。

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